1: 影のたけし軍団 ★ 2016/06/24(金) 07:41:24.63 ID:CAP_USER9
少しでも目立てば、獰猛な獣のような「彼ら」に目をつけられ、あっという間にプライバシーを暴き立てられる時代。
世の中の空気はどんどん息苦しくなってゆく。ネットが生み出した怪物の正体とは。
日本国内で、何らかの形でインターネットを利用している人の数は、今や1億人を突破した。
その多くが、ツイッター、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や、ブログなどで情報を発信している。
しかし中には、他人の発言の揚げ足を取り、誹謗中傷に明け暮れる者や、有名無名の人々の個人情報を暴くことに熱中する者もいる。
いわゆる「炎上」の担い手たちだ。
最近彼らが猛威をふるったのが、4月中旬に熊本で起きた大地震である。
巨大ネット掲示板「2ちゃんねる」には、こんな宣戦布告ともとれるような書き込みが——。
〈熊本県民、被災したからって調子に乗りすぎ。俺たちは偽善と売名をこの世から根絶するために戦い続けるからな〉
地震で熊本が注目を浴び、全国から支援の手が差し伸べられることを「偽善」「売名」と考える。
にわかには理解しがたい思考だが、彼らはすぐさまターゲットを定め、攻撃を始めたのだった。
地震発生から数日が経つと、寄付や物資の輸送など、被災地支援に乗り出す有名人が現れた。彼らはそれに目を付けた。
〈どう見てもイメージアップ宣伝。宣伝費安く済んで良かったな〉
〈なぜSNSで公表するんだよ。いやらしいな〉
〈この偽善者〉
MLBテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手の元妻で、タレントの紗栄子が
「熊本に500万円の寄付を行った」とSNSで発表したところ、こうした批判が殺到。
一方、女優の長澤まさみは、地震発生直後の14日夜にSNSに笑顔の写真を投稿しただけで、
〈不謹慎だ〉
〈タイミング悪い〉
と叩かれてしまい、写真をすぐさま削除せざるをえなくなった。
さらには、モデルの平子理沙が自身のブログで「犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます」と書き込んだところ、
〈(お前が)自殺しろ〉
などと、ほとんど意味不明の中傷コメントが数百件も書き込まれる、炎上状態に陥ったという。
彼らは、まるで自分が社会の「風紀委員」であるかのごとく、他人の言行を一方的に断罪する。
匿名で、面と向かっては決して言えない罵詈雑言もぶつけてくる。
いわゆる「ネット右翼」など、ネット上で過激な書き込みや誹謗中傷を繰り返す人々を以前から取材してきた、ジャーナリストの安田浩一氏も言う。
「私もSNSを使って情報発信をしていますが、今まで何度か炎上したことがあります。たとえばある日、喫茶店でスマホの電池が切れそうなことに気付き、店のコンセントを借りて充電したことがありました。
そのことをツイッターに書き込んだら、『電気泥棒!』『なんてモラルのない奴だ』と次々に罵られただけでなく、その店にわざわざ電話をかけて、知らせる人まで現れた。
もちろん、勝手に充電させてもらったのは申し訳なかった、とあとで反省したのですが、あの時は世界中の人が『風紀委員』になってしまったような暗い気持ちになりました」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48934 2: 影のたけし軍団 ★ 2016/06/24(金) 07:41:35.47 ID:CAP_USER9
世間の話題に上った人の個人情報を暴き、勝手に公開することも、炎上騒動にはつきものだ。
記憶に新しいのは、5月末に北海道七飯町で行方不明になり、6月3日に発見された小学2年生・田野岡大和くんである。
大和くんの父親・貴之さんがマスコミの取材に応じるや否や、ネット上では「特定班」と呼ばれる人々が活動を開始した。
彼らは、何か事件が起きるとその関係者の住所・家族構成・交友関係などを調べ上げ、ネット上に公開することを生きがいとしている人々だ。
この大和くん行方不明事件でも、彼らは大和くんが発見される前に、「実は両親は、行方不明の真相を知っているのではないか」と疑い、
まるで貴之さんが「犯人」であるかのごとく決めつけ、情報収集を始めた。
そしてものの数日も経たないうちに、貴之さんの勤務先や田野岡家の家族構成、両親の来歴などを暴き出し、不特定多数の人の目に晒したのである。
こうした行為も、炎上の一種と言える。炎上事件に詳しい、ブロガーで投資家の山本一郎氏は、こう解説する。
「近年では、ネット上にある画像を自動で解析したり、一致する画像を探したりするツールが、一定の知識さえあれば誰でも簡単に使えるようになっています。
住所や個人情報を調べるノウハウも蓄積されていますし、中には法曹関係者といった、職務上の権限を悪用して個人情報にアクセスできる人物も混じっていると思われます。
戸籍を入手するなど、違法行為を犯す者も珍しくありません。
彼らは、ターゲットを貶めたいというよりも、単に他人の個人情報を暴くことを面白がっている『愉快犯』なのです。
しかも、住所が分かるとすぐ現地に向かい、家の写真を撮ったりチャイムを鳴らしたりする者まで現れる」
彼らの不気味な情熱は、相手が強大であればあるほど激しく燃え上がる。
炎上によって大企業が謝罪に追い込まれたり、方針を転換せざるをえなくなったりする事例も、枚挙にいとまがない。
今年4月には、日清食品の「カップヌードル」のテレビCMが放映中止となり、日清食品が謝罪する騒ぎが起きた。
CMには、'13年に不倫・離婚騒動を起こした元モーニング娘。の矢口真里が出演していた。
彼女が「二兎を追う者は一兎をも得ず!」と、自身の不倫を思い起こさせるようなギャグを口走る内容だったが、これに非難の電話やメールが殺到したのだ。
日清食品は「皆様に、ご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます」と公式謝罪文を発表し、「不倫を擁護する表現があった」と総括した。
また、5月には大手旅行会社のHISが「『東大美女図鑑』の学生が、あなたの隣に座って
現地まで楽しくフライトしてくれるキャンペーン」を発表、即座に大バッシングに見舞われた。
〈大学生をホステス代わりにするのか〉
〈キャバクラと変わらない、下品な企画〉
〈セクハラだ〉
との批判が、主にツイッターを中心に噴出。「どこが悪いのか分からない」と首をかしげる人も少なくない中、HISはキャンペーンの中止を決めた。
近年ネット上では、他の掲示板やSNSなどの書き込み内容をまとめた「まとめブログ」と呼ばれるウェブサイトが多くのアクセスを集め、
一大メディアとなっている。そうしたメディアが炎上の舞台となることもしばしばだ。
有名人を罵倒することや、渦中の人の個人情報を暴くこと、大企業を謝罪させることに快感を覚え、生きがいを見出す「彼ら」——いったい、何者なのだろうか。
はたしてわれわれのそばにも、「彼ら」は何食わぬ顔で暮らしているのだろうか。
26: 名無しさん@1周年 2016/06/24(金) 07:52:42.43 ID:dUsIT7Lh0
マスゴミがどの口で言うかね
10: 名無しさん@1周年 2016/06/24(金) 07:46:26.39 ID:vl7CNr5w0
>>1
> 勝手に充電させてもらった
いや勝手にやったら駄目だろw
17: 名無しさん@1周年 2016/06/24(金) 07:50:12.53 ID:hYu+wawA0
なんで悪いことして注意されて上から目線なの
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