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葉山・2児死亡 左胸刺され失血死
葉山町長柄の住宅で三日夜、この家に住む長戸正子容疑者(42)が、長女の碧授(みう)さん(9つ)と生後九カ月の次女の彩風(はるか)ちゃんを刃物で刺したとして逮捕された事件で、葉山署は四日、二人の遺体を司法解剖し、死因を左胸を刺されたことによる失血死と発表した。
署によると、碧授さんは左胸を三カ所刺され、一部は肺に達していた。彩風ちゃんには背中から左胸を貫通する傷があった。
近所の住民は一様に、事件に驚いていた。
近くの女性(72)は彩風ちゃんが生まれる前、長戸容疑者から「四人目を授かったの。もうすぐ生まれるのよ」とうれしそうに話しかけられた。女性が犬を連れているのを見た碧授さんから「うちでも犬を飼って」とねだられた際には、長戸容疑者は「世話が大変だから駄目よ」と優しく語りかけていたという。
近くの公園で子どもと遊んでいた四十代の女性は「(長戸容疑者は)子育てに一生懸命な印象を受けた」。
無職男性(39)は、長戸容疑者の子どもたちが、自宅前の路上でプラスチックの自動車のおもちゃで遊ぶ音などがうるさいと、十度ほど容疑者や夫に苦情を言ったり、署に相談したりしたという。
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