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日本の男女平等 世界105位に悪化
8日は国際女性デーです。世界の女性が「パンと権利と平和」を求めていっせいに立ち上がる日です。
8日の国際女性デー中央大会を機に、日本の女性の現状を考えます。
(染矢ゆう子)
ダボス会議の主催で知られる世界経済フォーラムの男女平等度に関する2013年ランキングで日本は136カ国中105位でした。
2006年の80位から毎年順位を落としています。
政治参加、経済的な機会均等、健康、教育の4分野で男女格差を評価するランキング。世界から大きく遅れているのが経済的な機会均等です。
日本の女性労働者の57・5%が非正規労働です。
男女雇用機会均等法が成立した1985年、政府は「女性には『家庭的責任』があるから多様な働き方を用意する」という理由で労働者派遣法を成立させました。
均等法が施行された87年以降で女性労働者は787万人増えました。正社員は8000人減り、非正規社員が788万人も増えました。
女性の時間外・休日・深夜労働を規制していた労働基準法の女子保護規定を97年に撤廃し、男女ともに長時間・過密労働が広がっています。
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