1 :
名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 12:13
人肉食文化のある、あった国についておしえてください。
中国では今でも胎児や胎盤を食べる地方があると聞きました。4 :
名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 17:24
数年前にイギリスのBBCで胎盤を食てる人達のドキュメントやってました。
常食してるのではないはずですが、産後の女性が自分の胎盤を持って
帰ってホームパーティーで20人ぐらいのお客にふるまっていました。
調理方法は、胎盤の半分をペースト状にして焼き小さく切ったパンにのせた
オードブルのような物、残りの半分はスパイスをまぶして焼いただけの
ステーキのような物でした。来ていたお客さんみんな普通な顔して食べて
いたのがとても印象的でした。放送後BBCにはかなりの苦情が来たそうです。
自分も観ててかなり気分悪くなりました。11 :
名無しさん@一周年:2000/07/15(土) 18:15
人肉食と胎盤を食べるのとは意味が違うよ。胎盤には独特の信仰があるから。
これは子供の元気な成長を願う意味を持つものだよ。信仰なら、縄文時代か
ら確認されている(食べたと言うわけではないが)。
人肉食なら、日本軍による東南アジアの占領地での、生きている捕虜の肉を
食う、と言う話の方を思い浮かべるが。5 :
名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 20:35
カニバリズムの定義は曖昧だと思う。
火葬の後にお骨を囓る日本の習慣を見て「カニバリズムだー!」って
騒いだ馬鹿外国人がいたぐらいだしね。8 :
名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 13:43
中国では唐の時代に人肉マーケットがあったらしいよ。
処刑された囚人を民間に払い下げしていたそうです。
肉は塩漬けにして脂は灯りをともす為の燃料だったとか。
10 :
名無しさん:2000/07/15(土) 15:03
中国は人肉食いのオンパレードだろ。有名なエピソードだけど
主君を家に迎え入れた家臣がもてなすための食材がなく
自分の妻の太ももを切って料理してもてなしたなんて話が
美談なんだから。他にも人肉の塩漬けだとか出てくるからね
日本じゃ、自分の大切な盆栽を焚き木して暖めたがいいところなのに49 :
名無しさん@1周年:2000/08/16(水) 06:40
戦国時代くらいまで薩摩の肝食いって
やっつけた敵の心臓食う風習があったそうだ。
敵を呑むとか食うと言う儀式?的側面が強いらしいが。
確か豊臣秀吉の朝鮮出兵の時も向こうでもやったはず。
で、現地の人にえらく恐れられた一因らしい。
まあ、サイコ的犯罪・極限状態でなく日本にも食人文化があったってことで。117 :
世界@名無史さん:2000/10/04(水) 16:22
日本でも肺病やなんかの薬として人肉が良いという伝承があったし、
隠れキリシタンも江戸期に儀式、信仰が歪んで
人肉食をおこなっている例があるよ。
人間の体や死体が何らかの力を持っているという概念はかなり広範なものだから
文化のメインストリームではないにせよ、人肉食は
極限状態に限らず結構いろいろな国で行われた例があるのでは? 51 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/18(金) 03:19
ベトナム戦争の写真集で黒人兵にべトコンが゙撃たれて倒れてるのがあって、そこの説明で[なんとこの黒人兵士はべトコンの腹を切り裂いて肝臓をその場で食べてしまった」って書いてあるのを見たことがある。
案外たいした事じゃないのかも。日本人も薬でミイラやら黒焼きやら口にしてたし。西南戦争くらいまで人食ってたはずだけど。94 :
首無し:2000/09/15(金) 18:09
パプア・ニューギニアでもカニバリズムあったでしょ?
たしか敵対する部族のやつ食べてたって聞いたけど。。95 :
名無しさん:2000/09/15(金) 20:23
今年だったか、3月くらいに
大阪の「国立民族博物館」で「カニバリズム」の講義があったような・・・。
実際に使用された、道具など見てきました。
もう、長年経っている物ですから
気持ち悪いとかいう感じはなかったのですが
道具に施された、装飾などを見ると
やはり儀式としての「カニバリズム」という印象が強いです。
日本では、とある村で夫婦が我が子を殺し(長女だったと思います。)
家族で食べた。という話しがあったような気がします。
パリ人肉事件のお方が言うには
「尻の肉がおいしかった。」とか。違うかな?96 :
>94:2000/09/18(月) 07:16
敵対する部族の戦士の肉体や脳を喰って、相手の強靱さを自己の
肉体に取り込む目的の人肉食なら存在します。
原始社会では普遍の習慣で、日本の戦国時代の武士達が敵の
首を切り取るのは、手柄証明の意味も含めた名残りだそうです。98 :
名無しさん@1周年:2000/09/19(火) 01:36
ニューギニアの食人習慣によって蔓延した「クールー」=「スクレイピー」
=「狂牛病」=「クロイツフェルト・ヤコブ病」を50年代に研究した
ガイデシェクがノーベル賞を貰ったというのが、「死の病原体プリオン」
(草思社)のかなりの部分を占める。
ちなみに、脳みその組織や硬膜移植が確実。次が脳みそを食うこと(熱を
加えても効果なし)、さらに脳で増殖する前に内蔵のどこかに潜伏する期間
があるらしい。DNAを持っていないのでやたらに熱や放射線に強く、灰にな
っても感染性があるんだそうだ。
潜伏期間が長いので、ここ10~20年で狂牛病の発病が記録的に増加するとい
う予測がされている。猿の脳みそなんて東南アジア産だろうから食っちゃだめ。
ペットフードも問題外。103 :
名無しさん@1周年:2000/09/19(火) 23:10
ううん。プリオンっていうのはまだ決着がついていない
病原体で、たしかウィルスなんかとはまったく違った
機構で病気にさせるんだと思いますよ。だから灰になっ
ても平気。ところが、決着がついてないというのは、
実験による後付けがまだ出てないんじゃなかったかな。
だから狂牛病でもウイルス性のものだと主張している
人もいたのでは?104 :
名無しさん@1周年:2000/09/20(水) 00:00
ウイルス性という話はなんだかねえ・・・。昔ウイルス説を唱えて
恥をかいた一部の学者がしつこくケチつけてる気がする。
ウイルスとタンパク質では大きさが違いすぎるし、見つからないのは
あたりまえなのにね・・・。
異常プリオン体を取り込むと、体内の正常なプリオン体を長い時間
をかけて同じ異常体に変えて行くんだよね。恐ろしい。
相手の強さを取り込むためとか、神聖儀式としてとか、やむにやまれぬ
極限状況とかいうならわかるんだけど、どうしても中国の場合は
とってもグロテスクな何かを感じちゃうよ。昔は人肉市場まで
あったんでしょう?一方で自分が生きていて、もう一方では人間を
肉にまで解体して、それを平気で喰ってるという感覚がどうしても
気持ち悪くて堪らない。 209 :
辻風ファイター:2001/03/10(土) 21:12
人肉食には精神的な意味ももちろんありました。
アメリカ・インディアンのイロクォイ族は、
戦士の心臓を食べることで勇敢さが獲得できると信じていましたし、
トゥピナンバ族は厚遇した捕虜を儀礼的に食していました。
また、多くの食人行為は親族間で行われていました。
死者の魂を弔ったり、生きている者の存命を図るためとされます。
個人的に衝撃だったのは、「子供を殺す」部族が存外に多いことですね。
オーストラリアの一部の部族は、殺して食べるための子供を育てさせる習慣があるそうです。
人工的に流産させた子供を食べ、安産のために流れた胎盤を食べる。
んー、ジャック・アタリ『カニバリスムの秩序』からの受け売りなのですが、読むたびに口の中に唾がわいてきますね。
アタリはカニバリズムと病気の関係に言及して、
「(病気に対して)何らかの人体の部分を食べるという処方を持たなかった民族は皆無なのである」
と述べています。これはけっこう納得させられる部分がありました。
ハリスの「文化唯物論」も痛快ですが、ちょっと首をひねるところがありますね。243 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 23:41
キリスト教世界はどう?
「私の身体を」とか言ってパンを分けたり、「私の血を」とか言って
赤ぶどう酒を分けたり。
「血」信仰みたいなのがあって、囚人が死刑に処された後、その血を裏で
売ってたとか、有名なバートリ・エルジェベト伯爵夫人は人血のお風呂に
入っていたとか。
このへん種村季弘の本に出てた。
これも種村季弘の受け売りだけど、日本でも介錯人が介錯した人の肝を
高値で売ってた(この話はがいしゅつだね)とか。
「飢餓」と「信仰」(その人の聖性・技能・若さなどを取り入れるためとか、
薬としてとか)と「「美食」(悪食?)を分けて考えたほうがいいのでは。
あと「比喩」「大袈裟」もありえる。
278 :
天之御名無主:2001/07/27(金) 00:36
江戸時代に飢饉で止むを得ず人食いをしたときにも
その行為を正当化することなく、「餓鬼畜生」という
石碑を作って自分達が極限状態では「人間」ではなくなると
冷静に戒めたのは、すごいことだと思います。582 :
天之御名無主:05/01/20 22:13:28
ウィンディゴ病に興味がある。
「オジプア族などのカナダインディアンに発した文化特異性の症候群。
激越性鬱(うつ)病と人食いの巨人がついてくるという憑依妄想があり、実際に食人行動をする」
「罹った人物は当初は単に気持ちが塞いでいるだけのように見えるのだが、
やがて常軌を逸し通常の食事を拒むようになる。患者は人肉(特に自分の家族の)を食べることで頭が一杯になり、
自分の周りの家族たちが動物に見えるような幻覚さえ引き起こす場合もあるという」と言うものだとか。
ウィンディゴ病に罹る原因は、飢えのあまりやむなく人肉を食してしまったり、
夢の中で悪霊に唆されたり、と言ったことがきっかけになるらしい。
前者の場合は何となく理解できないでもないけど、後者がよくわからないんだよなー。
もともと人肉食願望があって、それが夢として現れてしまった、とか?605 :
天之御名無主:2005/05/08(日) 00:08:19
漠然とした指摘は前にもあったが、「人の肉を食う」という行動にも、その動機からいくつかに分類できる。
① 極限状態での人肉食 =飢饉や遭難などで、やむを得ず他人の肉を食べてしまう行為。
② 精神異常者による人肉食 =人肉食がタブーの社会(たいがいそうだが)において、
特定の精神異常者が行う人肉食。
③ 儀礼としての人肉食 =死者の肉を親族が分け合って食べる、強い人間の力にあやかるために
食べるなど、呪術的要素による食人。カロリー補給が目的ではない。
④ 食文化としての人肉食 =他の獣の肉を食べるのと同様、人肉を食材の一種として見なす。
目的はカロリー補給。(極限状態でない、日常において)
①と②についても、このスレでいろいろ例が挙がっていたが。これは、文化とかの問題ではないので、
ここで論ずるべきものではない。(特に、②については、心理学上の問題)
このスレで論ずるにふさわしいのは、③と④。
ここで問題なのは、④が実在したか、という点。いわゆる「食人」の確認されている例は、
たいがい③(ニューギニアなど)であって、④の例はあやふやなものがほとんど。
それで、限りなく黒に近い灰色なのが、やっぱり中国になってしまうのだ、、、、。 608 :
天之御名無主:2005/05/18(水) 10:53:54
>>605 ⑤礼儀としての人食=自分の大切な者を差し出す事による従属および慈愛を示す。
(シッダールタの逸話にもあり)・・・忘れてない? 725 :
天之御名無主:2005/11/01(火) 20:48:40
19世紀イギリスの外科医バックランドはフランス革命のドサクサにまぎれてルイ14世の墓を暴いたらしいな。
で、その心臓を持ち帰って自分の屋敷で調理して喰ったんだと。
・・・美味そうとはとても思えん。 726 :
天之御名無主:2005/11/02(水) 02:29:12
腐ってないのだろうか…727 :
天之御名無主:2005/11/02(水) 22:22:06
腐らない訳無いだろ824 :
天之御名無主:2007/03/03(土) 19:44:34
中国の考え方で復讐のために大地に戻さないために喰うって話だが
宋の時代には食材になってしまったみたいだねえ 837 :
天之御名無主:2007/03/09(金) 12:22:31
どんなに飢えても人肉はちょっと食えない。
飢えたら百姓一揆とかがあったくらいでしょ?
飢えよりも宗教的なもので食うのではないか、と。840 :
天之御名無主:2007/03/10(土) 02:23:22
栄養取らなきゃ死ぬとなったら人間を食うだろうな。
人間を構成している栄養を食うんだから、最高の栄養源なのは間違いない。 844 :
天之御名無主:2007/03/12(月) 09:50:51
>>840 大正3年の千島列島食人事件
当時は人間の脳髄を食べさせると心臓に効果があるという
俗説が信じられていた。
心臓病が悪化した仲間に、殺した男の脳を食べさせると体調は急速によくなった。
取出した肝臓は干物にしてみなで食べた
今じゃかえって危ないがこの場合は栄養をとったのでよくなったんだろうな
肝と同じで薬効で食べちゃった例だな
ちなみに、1名が死刑判決を受けたらしいが、確定したのかは不明 849 :
天之御名無主:2007/03/18(日) 09:37:42
らい病にも効くという迷信があって、身内のために子供を殺して尻肉を切り取った男がいた。
異常性愛ならば昭和初期の増淵倉吉。愛人を殺してばらして剥ぎ取った頭髪つきの皮を被って縊死。見つからなかった陰部の一部は食べたと推測されている。
阿部定は食べなかったのがさりげなく不思議。856 :
天之御名無主:2007/04/05(木) 10:16:05
野火
ひかりごけ
ゆきゆきて神軍
日本三大食人エピソード857 :
天之御名無主:2007/04/07(土) 11:06:58
「ひかりごけ」の真相は・・・858 :
天之御名無主:2007/04/07(土) 14:04:56
>>857 このあたりでも読んでみれば。
食ってしまった当事者へのルポルタージュ。
合田一道『「ひかりごけ」事件―難破船長食人犯罪の真相』(新風舎文庫 2005年8月)
非常事態で人の死体を食べてしまうことを、人肉食「文化」として語るべきことなのだろうか?
確かに事例として目にするものが、餓死するか目の前の人の死体を食うか、
といったものしか見当たらないんだろうけど。
多分、文化としての食人の定義は、
「食人(カニバリズム)の謎とは(中略)
ほかの栄養源が手に入るのにたがいに食べあうひとびとのばあいである。」
マーヴィン ハリス『食と文化の謎』(岩波現代文庫 2001年10月)
「人肉食の原価計算」P283~(すげータイトル)
この言葉に尽きるのではないだろうか。 861 :
858:2007/04/07(土) 14:41:35
そして食人習慣を語るには人肉の調達方法が問題になる。
その調達方法は基本的に二つ。
1.狩り
2.自然死した縁者の死体を平和的に獲得する
前掲書より
マーヴィン・ハリスが異端だってのは学説云々より、
こういった物凄く割り切ったドライな物の書き方なんではなかろか。
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