世界ランク速報 【日本の闇】なぁ、「人柱」って伝説とかじゃなくてガチであったの?

【日本の闇】なぁ、「人柱」って伝説とかじゃなくてガチであったの?

人柱0120

1 : :2001/08/06 01:07:00
 僕の近所の溜池には人柱の伝説があって、
犠牲になった乙女をマツっている神社まであります。
これってほんとなんでしょうか?
人柱なんてほんとにあったのか疑問です。
溜池にはそういったなんらかの伝説がくっついてる場合が
よくあると聞いたこともありますが。
誰か人柱について詳しい人教えてください。



6 : 非決定性名無しさん:2001/08/06 08:11:00
記憶は曖昧だが、関東大震災で皇居のどっかが壊れて、それを修復する為
基礎を掘り返したら人骨が数体出てきた、ちゅう内容だったような。

で、問題になったのは、天皇家も人柱立てたのかどうか、だったと思う。
こういう事、あんまり書くとマズイかしらん。



8 : nanashi:2001/08/06 09:47:00
>>6
大正時代、皇居二重櫓下から、人骨が出てきて人柱か否かの論争が起きた
らしいね。
そのとき、南方熊楠が「人柱の話」と言う随筆を書いて、実際に近世まで
人柱が行われていたこと説いた。



7 : 天之御名無主:2001/08/06 08:57:00
民話には沢山あるよね
有名なのは
「雉子も鳴かずば撃たれまい」っていうのがありますね。



8 : nanashi:2001/08/06 09:47:00
>>7
長柄の人柱伝説だね。
「物いわじ 父は長柄の人柱 鳴かずば雉も 射られざらまし」


http://hukumusume.com/douwa/pc/minwa/10/12.htm


9 : スネーカー教徒:2001/08/06 10:43:00
人柱の伝説、習俗は世界中にあるそうです。ボルネオのミラナウ族は柱穴を
堀り奴隷娘を落として殺しました。朝鮮では1528年に成同という人物の
隣家の子供達が突然失踪しました。実はこの成同という人物が家を建てるときに
埋めていた事が発覚しました。ソロモン諸島ブーゲンビル島のブイン族
人狩りをし、その奴隷を殴り殺して頭、手、足に解体、柱壁に縛り、これらに
槍と矢を投げる。3日後それらを埋め、10日後に掘り出して骸骨を中心の柱
の隣に置く。ヨーロッパでも人の血を注いだとか少女を生きたまま壁に
取り込んでしまったと言う伝承。また人の変わりに人形や動物とかを使う
ケースもあります。
日本もたくさんの人柱伝承はありますね。自分の隣町にも橋の建設の為の
人柱の伝承があります。柳田國男の主張、水神に仕える巫女が物語として語り歩いた、
と南方熊楠の主張、どっちなんでしょ。伝承のある場所から人骨が
出たと言う考古学的証拠は見つかっていないのでしょうか?



11 : 天之御名無主:2001/08/06 13:35:00
北海道の常紋トンネルは囚人を人柱にして作ったトンネルなので
幽霊が出ると言う話は有名です。今は閉鎖してますが。


常紋トンネル


12 : nanashi:2001/08/06 16:48:00
>>11
常紋トンネルは、囚人労働が廃止された大正元年から三年がかりで建設
されたトンネルだから「人柱」の噂になっているのは、タコと呼ばれる
労務者のことだよ。
常紋トンネル付近には、苛酷な労働によって死亡したタコの死体が埋められている
らしく、その数は百数十人と言われている。
「常紋トンネル」という本の中に、トンネルの補修中、壁面から人骨が発見され
たとの話が載っているね(ただし、その著者が確認した訳ではない)。
これが、人柱なのか、単なる死体遺棄なのか、タコを暴力でまとめるための
見せしめなのかは、人骨発見だけではわからないよね。



14 : 天之御名無主:2001/08/07 01:29:00
>>12
常紋トンネルの壁面から人骨発見というのは事実だよ。
まず昭和12年から周辺の発掘作業が始まり、昭和34年6月24日の地蔵建立
までに、常紋トンネルの周辺から49体の白骨が発見された。それらは全て、トン
ネルに至る線路の土台に寝かせられる形で発見されたそうだ。
その後昭和45年9月10日、トンネル内の待避所の壁が崩れ、中から立ったまま
埋められた人骨が発見された。現地の民間団体が中心となって47年にトンネル内
部の発掘作業が行われ、55年までに計10体の人骨が発見された。
トンネルのある留辺蘂町には、常紋トンネル殉難者追悼碑も建てられてるよ。



13 : 天之御名無主:2001/08/07 01:02:00
遥か昔に、土偶やその類が発明されている訳だし、
近世まで残っているとは考えにくい。



15 : :2001/08/07 01:59:00
近所の神社が柳田国男の「松王健児の物語」で紹介されてた。
チギリの宮(ちきり神社)がそうです。
もちろん実際に人柱になった乙女がいることを前提に
神様としてまつっているのだろうから、
もし伝承が事実無根の昔話であるなら
いったいあの神社の存在って?そもそも乙女を供された
水神さまは今どこに。
柳田国男の、どっかに元ネタがあって伝わってきた説は
説得力あるけど。。。ああわからん。



19 : スネーカー教徒:2001/08/07 09:23:00

※リンク切れ
http://www.sousai.com/hp/institut/rekisi/hist11.htm
より:

オランダ人カロンが、すすんで人柱になる日本人のことを記している。
「日本の諸侯が城壁を築くとき、多少の臣民が礎として壁下に敷かれんと願い出ることがある。
自ら志願して敷き殺された人の上に建てた壁は壊れないと信じられているからである。
許可を得て礎の下に掘った穴のなかに横たわって重い石に潰される。
ただしかかる志願者は、平素苦役に疲れた奴隷だから、望みのない
世に永らえるより、死ぬほうがましと考えているのかも知れない」(4)
この記述が本当なら皇居の人骨も人柱のように思えてきます。



22 : nanashi:2001/08/07 10:51:00
>>19
築城にまつわる人柱伝説って、多いよね。
二重櫓下から出てきた人骨に関する伝説や由来などは、不明みたいだけどそれが
人柱であった可能性は否定できないと、おれも思う。

柳田国男の「水神に仕える巫女が物語として語り歩いた」ってのは、治水にまつわる
人柱伝説を、歴史的事実としてではなく物語として説明するのには有効かもしれないけど、
治山や築城にまつわる人柱伝説に関しては、無効だよね。
これに関して、柳田国男は、どういう見解をしめしていたのだろう。



20 : 天之御名無主:2001/08/07 09:36:00
日本各地の人柱伝説は「長柄の人柱伝説」のパターンが多いね。
人柱を立てようと提案した本人が人柱になるってケース。
物語として面白いから、そのパターンの伝説が全国各地に広まったんだろうか?



21 : 天之御名無主:2001/08/07 10:01:00
>>20
ひねくれて考えると、人柱にしちゃった連中らが「あいつが誰かを人柱に
しようぜ!」って言い出したんだってことにしちゃってるなんてね。

あまりの根性の悪さに我ながら鬱になりそうだ・・・。



27 : 天之御名無主:2001/08/09 01:54:00
人柱とか人身御供っていうのは
遡ればハイヌウェレまで行き着くのかもしれない。



30 : :2001/08/10 22:33:00
>>27
ハイヌウェレって?


32 : 大根オナニーズ:2001/08/16 20:49:00
>>30
インドネシア・ウェマーレ族の神話に出てくる女。
彼女の死体を埋めると、そこから沢山食べ物が出てきた。
これを連想させる奇習がポリネシア地域に存在。
縄文時代途中まで、日本にもあったといわれている。
女の人形(土偶)を壊して埋めることでそれの代用とした。



23 : 天之御名無主:2001/08/07 19:53:00
皇居って江戸城跡n


26 : _:2001/08/08 23:12:00
江戸城のあったところが、もともと墓地のあったところだという話で、なんか
決着してなかったか?



29 : 天之御名無主:2001/08/09 10:22:00
>>26
二重櫓下の人骨は、当初十六体発見され、工事中にも発見が相次ぎ、最終的に合計二十一体が確認されたそうだ。
これに関して、墓地説、工事関係者埋葬説、人柱説等、様々な意見が出て、論争に発展したようだけど、結論は出ぬまま立ち消えになった。
墓地説については、副葬品が一文銭以外ほとんど無いこと、木棺や甕棺などの形跡がないこと、埋葬する際の穴の深さはそれほど深くないだろうから築城工事の際に気がつかぬ訳はないこと、気がついたにもかかわらずそれを取り除かずに神聖な城郭を建築する訳がないことなど、否定的な意見があったようだ。



33 : 天之御名無主:2001/08/16 22:56:00
どこの昔ばなしか忘れたが、何度築いても壊れる川の改修工事で
「人柱を・・」って話が出た時に、殿様が「一意専心」と書いて
「これを石に彫って使え。人柱なぞまかりならん」と言って今度は
しっかり完成させたそうな。



36 : 天之御名無主:2001/08/17 08:47:00
>>33
毛利元就の「百万一心」の類話だね。
元就が郡山城築城の際、人柱のかわりに「百万一心」と書いた石を埋めたと言う話。

しかしこの話、裏を返すと、当時は築城の際に人柱をたてる風習があったということにもなるな。



34 : 天之御名無主:2001/08/16 23:45:00
人柱とは少し違いますが、「入定(にゅうじょう)」といって、
坊さんが穴を掘って生き埋めになり、息をするための竹筒だけ
地上に出して、死ぬまで鉦を鳴らす、という話は各地にありま
す。
私もある地方寺院境内で、近世後期に入定した僧の墓を見たこ
とがありますが、入定はかなり詳細な伝えがあって、実際に行
われたものが多いのではないかと思っています。とくに、出羽
の鉄門海上人などの即身仏(ミイラ)は現存するので確実です
が、これらも土中入定したのをあとで掘り出してミイラにした
ものらしい。



35 : 天之御名無主:2001/08/17 08:34:00
>>34
新潟県中頚城郡板倉町大字猿供養寺の人柱供養堂は、地滑りを止めるため
旅の僧侶が自発的に人柱になったという伝説が昔からあり、実際それらし
き人骨が発見されたので、建立されたものらしい。
即身仏型の人柱伝説だといえる。



60 : 天之御名無主:2002/04/12 03:00:00
>>35
俺もその話聞いた
伝説では昔、地すべりを止めるため、ある僧侶が龍に秘儀を
伝授してもらったという話で実際その秘儀とは地中に座禅して
人柱になると言うものだったらしい、その後、地すべりはなくなり
その話は伝説と化していたが昭和のはじめ道路工事か何かで
地中を掘り返したとき、座禅したままの人骨が出てきたという話だった。



41 : ひでよし:2001/09/10 09:55:00
平清盛が大輪田泊を築いた際には、人柱を捧げる代わりに築石に経文を
書いたといわれています

また、人柱ではありませんが水の神に生贄を捧げる風習は世界各地に
あったようです
「三国志演義」には蜀の軍師諸克亮が小麦粉をこねてで人の頭の形を
模して作らせたものを、生贄の代わりに川に流したと言う逸話があり、
それが饅頭の由来といわれています



44 : ひでよし:2001/10/03 16:14:00
糸魚川沿いにある、新潟県中頚城郡板倉町の猿供養という集落には
人柱堂と言うお堂があるそうです

この地域は、古来より地滑りが多く、村人が困っているのを見かねた
旅の僧が人柱になったという伝承が、地元には伝わっています
昭和12年、田の仕事をしていた村人が、人骨と宋銭の入った大甕を
掘り出し、調査の結果、鎌倉時代のものだと判明したそうです
その人骨を祀っているのが人柱堂だと言うことです



52 : 天之御名無主:2002/03/16 21:49:00
うちの近所の川(結構大きく有名)は昔(江戸時代くらい)よく氾濫して
付近は洪水になって死人もいっぱい出てたらしい。
それで土手みたいなものを作ったらしいのだが
やっぱり水で押し流されてしまう。仕方がないので人柱をしたら
土手も押し流されなくなり洪水もなくなった。
川の近くにはその人柱になった人たちを供養する神社があります。



53 : 天之御名無主:2002/03/17 10:55:00
北海道で人柱伝説のある鉄橋やダム
目撃者の証言のある人柱はここくらいではないでしょうか

常呂(トロロ)川、湧別(ユウベツ)川、斜里町越川(シャリチョウコシカワ)
の鉄橋(オホーツク地域)

石狩川第1鉄橋(旭川)
白川鉄橋(道南今金町(いまかね))

朱鞠内ダム(シュマリナイ)(道北)
※タコ労働者から人柱を4名募集したところ、悲惨な生活に
※絶望した労働者が倍以上(!)応募した(目撃者証言

因みに労働者を路傍に葬った(鎖つき)の鎖塚は
網走、旭川間の国道建設での労働者でした

Source: 北海道の夜明け -常紋のトンネルを掘る-
    小池喜孝著 国土社 1982
第29回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
   <中学の部>

参考文献 私は読んでないです
     小池喜孝著
    ・鎖塚 自由民権と囚人労働の記録
     (現代史出版会)
    ・常紋トンネル-北辺に斃れたタコ労働者の碑
     (朝日新聞社)

          - 以上 -



54 : 天之御名無主:2002/03/17 21:11:00
まだ出ていないのでカキコします。「遠野物語」に載っていた話。

松崎村の矢崎に母也堂という祠がある。
かつてここに年老いた巫女が娘と共に住んでいた。婿を取ったが
どうも巫女の気に入らない。しかし娘との夫婦仲は良いので何か良い
方法はない物かと思案していた。
その頃、猿が森川の用水の取り入れ口と堤がいつも崩れて、村の衆は
困り抜いた挙げ句に巫女に相談した。巫女が占ってみると、
「明後日の夜明け頃白装束で白馬に乗った男が通るから、その者を
人柱にせよ」とのこと。
その占いを受けた巫女は「良い機会が来た」とばかりに婿に白装束を
着せ、白馬に乗せて夜明けの時間に隣村に使いに出した。
事情を知らない婿が通りかかると待ちかまえていた村の衆が彼を
捕まえる。話を聞いた婿は
「神の思し召しとあらば喜んで人柱になろう。しかし人身御供には
男蝶女蝶が揃うのが良いとされている。私の妻も連れてくる。」
と、妻、つまり巫女の最愛の娘を呼びだした。妻も人柱に為ることを
承知し、二人で白装束になって馬ごと川に飛び込んだ。
そのとたんに大嵐が起こり、三日三晩荒れ狂った挙げ句4日後に
おさまった。村の衆が川にいってみると大岩が現れていた。それを
土台にして立派な堤が完成した。
巫女は計略が食い違い、大切な娘まで死なせたことを嘆いて入水自殺した。
その霊を祀ったのが母也堂である。



55 : 山野野衾:2002/03/17 21:47:00
うちの祖母に昔聞いた田舎の人柱伝説です。
昔人柱が必要になったので、誰をその役にあてるかで村の顔役達が悩んでい
た。盆踊りに来た娘の中から選ぼうという事になったが、自分達の娘は人柱
に取られたく無いし、行かせぬ訳にも行かなかった。
そこで誰かが「袖に継ぎあてのある(貧乏人の)娘を人柱にしよう」と言い、
他の者達もそれに賛同した。
普通ならここで偶然庄屋辺りの娘がひっかかるところだが、この場合は狙い
通りになったという。
やばいので場所はとりあえず伏せさせて戴きます。



58 : 天之御名無主:2002/03/29 00:18:00
人柱の話って、実はほとんど実話で
伝説ぢゃないような気が・・・(゚Д゚)



59 : 天之御名無主 :2002/04/11 23:44:00
民俗学プロパーは絶対に取り上げないけど、近世の人柱は単なる伝承なのかねえ。
柳田の言説は苦し紛れのような気がする。
決定的な史料や遺物の発見は難しいだろうから、それこそ民俗学の出番だと思うが。
ドイツではライン河畔の城の遺構から伝承通りにペアになった白骨が出たそうだけど。



61 : 天之御名無主:2002/04/12 08:16:00
古くなった橋を壊す時はかなり慎重になる。
特に戦前の鉄橋は橋げたから人骨がわんさか出てくることが珍しくないから。
ほとんどが工事中に死んだ朝鮮人だそうだが。
葬るのもめんどくさくて「人柱」ってことで橋げたの空洞部分に放り込んで
蓋をしたってことでしょうか。



64 : 天之御名無主 :2002/04/12 17:55:00
>>61
近代の奴は人柱じゃないでしょ。
日本の支配下や占領下にあった場所には「あそこには労務者が埋めてある」
ってな話どこにもあるよ。大陸だと掘り返して展示してある。



62 : 天之御名無主:2002/04/12 16:40:00
しかし、人柱に女性が多いのは女性にはなにか特別な力(子供を生むとか)
がある、と思っていたからでしょうか?



71 : 天之御名無主:2002/11/05 10:32:00
友達に聞いたんだけど、香川県のお話。
丸亀市に丸亀城てのがあるんだけど、
殿様が城を補修するだかなんだかで人柱を入れようとしたのだが
当然自分からなりたいなんて出て来る人なんていない。
だから朝一番に城門を横切った奴を人柱にしようということにし
て、朝一番に横切った豆腐屋を捕まえて人柱にしたんだそうな。

ちょっと話がズレるけど、石垣作った時も施工した頭領に
「お前は作ったんだから登れるよな?」とふっかけて登らせておいて
「誰も上れない石垣作れ言ったのに話が違う」とその頭領殺しちゃ
ったらしい。
暴君?



80 : 天之御名無主:2002/11/27 22:17:00
人柱の話は九州に多いらしい。
江戸期の石橋の改修によく発見されるのが、人を入れた穴..。
大概、橋脚の石の下に敷石があり、そのまた下にある基礎石から発見される。
基礎石は河原の地勢と面一に埋め込まれているが、改修の際この基礎石の橋脚の
真下にあたる辺りに、四角く切り込んで掘られた穴が見つかる例がある。
人骨・装身具等は発見されにくい事から、実際に放り込まれたかは甚だ疑問。
ただ、天明、明和などの全国的飢饉による人命軽視の風潮がはびこる中で、いか
なる悪趣が実践されたかは我々日本人の歴史からすれば考え得るに足るだろう。



93 : 天之御名無主:2002/12/02 14:26:00
ヤクザが人をコロして、自分の持つビルの基礎に埋めるのは実際ある。
ドラマでよくその手のがあるけど、あれはヤクザの手口のひとつ。



94 : 天之御名無主:2002/12/04 07:33:00
既出だけど香川の丸亀城の人柱は土着してますね。
私も小さい頃から聞かされつづけ、大学で民俗学を専攻し香川の伝承を調べてビビリました。

皇居の二重櫓から人骨が出た話も確からしいですし・・



102 : 天之御名無主:2003/03/27 22:51:00
人柱に女性が多いのって、やっぱ村の働き手である男性が居なくなると困るからかなあ・・男尊女卑?


106 : 天之御名無主:2003/03/28 16:57:00
>>102
陰陽五行説において、女(少女)は土の属性。
そのため女性を人柱に捧げる事で「土克水」となり、丈夫な橋が出来る…
と、何かの本には書いてありましたが、

山野殿の仰るとおり、神の嫁として捧げられた巫女、という意味が強いのでしょう。



110 : 天之御名無主:2003/05/05 20:03:00
>>102
山の神様は女性なので、供える人柱は男だと聞いたことある。
ほんとかどうかは知らんけど。



112 : 人柱なら:2003/06/10 01:05:00
私は沖縄県の豊見城市なんですが
ちかくに真玉橋という歴史ある橋がありまして
ここは琉球王第二尚家時代に建設した時
工程がうまくゆかず、「人柱」を埋めたという
伝説があります。橋のたもとには碑もあります。



120 : 天之御名無主:2005/05/09 09:30:35
旦那から興味深い人柱の話を聞いたのでカキコ。
旦那の地元(山口)の川の堤には人柱が埋まっているらしい。
伝説や伝承ではなく、明治時代頃の実話だそうで。
(「明治くらいの話、多分」と言ってた、曖昧なのがちょっと不安)

ある男が「氾濫する川に堰を作って人柱を埋めよう」と村の衆に持ちかけて
自ら作ったくじを手に持ち、皆に引かせた。
実はくじには当たりは入れておらず、引いても誰も当たらない。
最後のくじを一本手に残した言い出しっぺの男が
「皆当たらなかったな、だったら俺が当たりだ。」と自ら進んで堰の人柱になった。
その後は一切氾濫は起きず、堰も切れたことが無いと言う。

すごい男だ…かっこいい。



121 : 天之御名無主:2005/05/09 16:42:36
世界中に広く分布してる民話ですがな。


122 : 天之御名無主:2005/05/13 22:13:13
日本の人柱の歴史は古い。文献と残っている中では「魏志濊伝」が最古だろう。
その中に、濊(朝鮮半島東岸部)の国の更に東海の島での出来事が綴られている。

「国人、嘗て船に乗りて魚を捕うるに、風に遭い吹かるる事数日、東の方、一島
をうる。上に人有り、言語相覚らず。其の俗常に七月を以て童女を取りて海に沈
む」と。

地理的な点からこの島が日本である事は動かしようがない。旧暦の7月頃に行わ
れていた日本海沿岸部での習慣がここに伝えられているが、これは魏志倭人伝と
同じ時代の話だ。日本が史書に現れた最初が人柱習俗の特殊性だったといっても
過言ではない。

これは記紀にも、ヤマタノオロチ神話・クシナダヒメ入水説話と傍証できるもの
だ。日本の海の底には人骨ゴロゴロである。



129 : 名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11 15:37:59
島根県の松江の橋も人柱伝説があって、その由来とかの書かれた碑もあるよ。昔の人ならやりそうだよな、人柱

松江大橋0120


130 : 名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11 20:04:52
大きな城もやばいよね。
どこだったか、人柱になった人骨がでたとこあったし・・・



141 : 天之御名無主:2006/04/20 02:47:12
広島県福山市神辺町に人柱の伝説がある
ため池を作る際に難工事になったので、村娘のお糸を人柱として埋めたとの伝説だ。
彼女の恋人は嘆き悲しみついにはそのため池に身を投げて死んだとされる。
その二人の御霊を祭る祠には長く寄り添うように立つ木があったそうだ。

まあ、これは多分、伝説だろうね。

それに福山城建築時にも盆踊りが行われた際に、踊りが上手い娘が人柱に選ばれて埋められた伝説があるな



142 : 天之御名無主:2006/04/20 21:54:23
横浜市桜木町近くにある吉田橋の話。

開港して間もない頃の横浜関内にある遊廓。遊びにきた外国人と遊廓の女性の間にはたまに子供が出来たという。

江戸末期~明治初期にそのようにして誕生したハーフの子供は、横浜市西区戸部にあった戸部牢屋敷に留置され、吉田橋を作るときに牢屋敷から連れ出され、作り中の吉田橋のたもとに来ると、後ろから突き落とされ人柱になった。


吉田橋0120


143 : 天之御名無主:2006/04/22 03:11:17
>>142
江戸時代には西欧人は獣扱いのようなとこがあったから、それと関係をもつのは遊郭の娼婦と言えども女性として耐え難いことだっただろう
ただ、アノ当時から堕胎術があったしね
娼婦が妊娠した場合に流すことはよくあったみたいだし、生まれた子供を間引くこともよくあった
それなのに実際に子供を人柱どうのとは考え難いけど



145 : 天之御名無主:2006/04/23 00:26:45
その頃の堕胎術っつってもなぁ・・・
拷問みたいなものすごい苦痛を伴って、しかも結構な頻度で母体も一緒にあぼ~ん
てなレベルだから、妊娠に気付いても怖くて隠してたり、
なんかの事情でそのまま産んじゃう→でも、育てられない・・・ってこともあったと思うよ。
子供どころかそもそも被差別身分の遊女にだって人権なんてなかったしね。



146 : 天之御名無主:2006/04/23 00:37:16
>>145
それはその通りだけどさ。
堕胎の薬もけっこうあったのだよ
大黄など、子宮収縮作用があるし、堕胎のツボで鍼灸による堕胎も可能だった
もっともこれらは妊娠の初期でないと難しいがね
三ヶ月四ヶ月過ぎれば、安定してその程度のことでは堕胎は難しい



147 : 天之御名無主:2006/04/23 11:25:47
>>143
娼婦の孕んだ子などは、人柱要員じゃないけど捨て駒として生かされて利用されてたんじゃない?日本人の子は生まれてしまったら始末が厄介だけれど、外国人の種の子なんか人と思っていなかったんじゃないかな?


148 : 天之御名無主:2006/04/24 00:38:00
>>147
うん、人と思われてなかっただろうね。
ある程度の格のある遊郭で生まれた子ならごく一部は女郎屋がそのままひきとって
育ててまた遊女にすることもあったらしいけど、
異人専門の娼婦はランク的には最下位だしその混血児なんてようは「異形」「鬼」の子
だもんね。
成長させても人前に出せない、表通りを歩けないから普通に生活できない。

しかしそうすると、人柱が神への生贄・捧げものっていうニュアンスとはちょっと違ってしまうかな。
「鬼・異形」の時点で「人」柱じゃないし、神様のお怒りを鎮めるのに鬼を生贄、ではね・・・。
やはり人柱は、とにかくなんでもいいからにんげんの形をしたものを生きたまま埋めるのが
建造物の基礎工事には役に立つらしい、っていう程度の感覚だったのかな。



161 : 天之御名無主:2006/05/09 04:20:16
神、人を食う。と言う本を先日読みました。
なかなか面白かったけど、もっと突っ込んで欲しかったような
…まあ、未だに犠牲祭祀が行われていた場所に住んでいる方もいるだろうし、
内容的にも明かしづらいことかもしれませんが…。


話は変わりますが、大島の人柱をご存知の方います?
友人が島出身でちらっと教えてくれたんですが、
火山を沈めるためにそんなことが行われていたと聞きました。



162 : 天之御名無主:2006/05/17 00:22:43
>>161
ああ、火山は多いね。
雲仙・普賢岳も、噴火したら生け贄を火口に突き落とすとか
上の方にあったな。



229 : 天之御名無主:2009/03/25 03:48:03
私の田舎にも、堤防を作るために人柱にされた少女の物語がある
許婚だった青年は、悲しみのあまり堤防に身を投げて、少女のあとを追ったという事後譚まで付いているな

人柱の伝説はみな、似たり寄ったりのパターンで形成されているから、
本当にあったかどうか怪しいところだってのも、正直な感想だよ







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[ 2013/01/20 ] オカルト | TB(0) | CM(11) | このエントリーをはてなブックマークに追加




[ 102073 ]
長柄橋も出ないとは
しょーもなw
[ 2013/01/20 06:15 ] [ 編集 ]
[ 102074 ]
古い石橋なんかには人柱を収めるスペースがあるね。
人柱と言う言葉があるわけだからあったんじゃないかなぁ。

というか現代のブラック企業に人柱はいくらでもいるだろ。
[ 2013/01/20 06:19 ] [ 編集 ]
[ 102076 ]
人柱伝説に女が多いのはそのほうが物語として美しく見栄えがするから
実際は、男も多いし、体が不自由な人も多い
鉱山とかで人柱になるのは大概男だろ
[ 2013/01/20 06:28 ] [ 編集 ]
[ 102078 ]
熊本城とかにも人柱の紹介の立て看板や墓があったりするからね普通なのかも
[ 2013/01/20 07:02 ] [ 編集 ]
[ 102079 ]
島根県の大橋って橋で人柱の話は残っいてる。
江戸時代に記録されたもので近代建築に建て替えられるときに遺骨があり裏付けされた。
ちなみに潜水夫が工事中に死亡し、これもある意味人柱ではないかと記念碑が残ってる。
[ 2013/01/20 07:25 ] [ 編集 ]
[ 102082 ]
実家の近くの堤防が疑わしい
舗装も補強もされたことない土手のまんまなのにあのクソ低気圧のクソ豪雨にもビクともしなかった
俺の実家は土台から流されたってのによ
[ 2013/01/20 08:58 ] [ 編集 ]
[ 102086 ]
瀬戸大橋の基礎を作るときに人柱をしたというウワサがあるよ
[ 2013/01/20 11:01 ] [ 編集 ]
[ 102093 ]
神辺人多過ぎだろ。

実際は普請に当たって死んだ人間を墓地がわりに埋めたとか聞いた。
旅人や身寄りのないものは特に、城を守る神になると。あと、城は隠し通路や隠し戸といった、大名家の安全保障に直結するカラクリがあったのでそれを作った大工は皆殺しにしたと。
[ 2013/01/20 12:20 ] [ 編集 ]
[ 102102 ]
>で、問題になったのは、天皇家も人柱立てたのかどうか、だったと思う。

なんで皇居から人骨が出て皇室の話になるんだw
京都御所から出たならともかく
「皇居」って誰が建てて、明治天皇が「引っ越し」してくるまでは
何という名前の建物だったかもわからんアホがいるのかw
[ 2013/01/20 13:06 ] [ 編集 ]
[ 102217 ]
皇居ってあれもとは江戸城でしょ?
だから「皇族が~」じゃなくて「徳川が~」だと思うけど
[ 2013/01/21 04:15 ] [ 編集 ]
[ 102226 ]
ロンドン橋落ちた落ちた落ちた
ロンドン橋落ちた
マイフェアレディ

このマイフェアレディっていうのはロンドン橋が落ちないように
人柱になった女性のことらしい
[ 2013/01/21 07:53 ] [ 編集 ]
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