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幽斎 ★:2014/06/02(月) 22:12:07.64 ID:???0
「女性専用車両」は、男性差別か?優先席と同様、専用車両は必要だ
痴漢は犯罪です」という駅のポスター、私は最初に見たとき、「はぁ?」と思ってしまいました。
「強盗は犯罪です」というポスターはないでしょう。なぜそれと同じような
犯罪を「犯罪です」とわざわざ強調し、啓発しなければならないのでしょうか?
女性差別の問題を扱っていると、必ずと言っていいほど、「女性専用車両は男性差別ではないのか」という反論を受けます。
「逆差別」か否かが問題となるのですが、これは痴漢が歴史的には比較的新しい存在で、
まだ「犯罪」としての理解が進んでいないから起きる現象なのかもしれません。
女性専用車両の歴史は古く、1912年の中央線にさかのぼります(その後、廃止されたわけですが)。
当時は「婦人」が男性と近接する状況自体を避けるべきと考えたからで、かなり古典的な空間感覚です。現代はもっと男性と女性の体が密着しています。
電車の優先席は「健常者差別」だと思いますか? もしそうでないとすれば、
犯罪に特に遭遇しやすい人たちのために、空間を確保するというのは、優先席と同様に社会が認めるべきことではないでしょうか
●レディースデーは男性差別?
少し傍論から行きましょう。同じ文脈でよく語られるのが、映画などのレディースデーは、
男性に対する差別ではないか、というものです。これは単なるマーケティングの問題として解釈できます。
つまり潜在的に掘り起こせていない需要を、特定の属性をキーワードにして、商品購入に結び付ける戦略です。
毎年行くスキー場で、50歳からは平日シニア1日券の対象になり、今年はちょっと得をしました。
シニアはそんなに滑らないだろうし、需要を平日に移して喚起する意味がある、
というのが経営側の戦略であることは、誰にでもわかることでしょう。
私はけっこうガンガン滑るほうなので、少し安くなった気がしました。これは若年者差別ですか?
美容院は一般的には女性が多く、男性の利用者はあまり多くありません。大学のそばにある美容院で、
男性のカットを女性よりも安く設定してあるところがあります。これも理屈は単純です。
若い男性が何千人といるキャンパスに近接しているのですから、
男性の顧客を取り入れようとするのは当然の戦略でしょう。これが女性差別ですか?
これらはいずれも特定層の需要を掘り起こすための戦略です。もちろんそこで、「外国人お断り」とやれば、
人種差別でしょうし、社会的に弱い立場に立つ人たちに、余計な負担を強いるものだとすれば、社会的に問題にすべきことでしょう。
ですが、上記の事例は、いずれもマーケットにとっての少数者を誘引して、市場を拡大する作戦なので、問題ではないと考えられます。
●日本の性犯罪の現況
女性専用車両が問題でした。話をそこに戻す前に、日本の性犯罪の現況について少し確認しておきましょう。
日本の強姦の認知件数は、2012年に1240件。もちろんこれは、あくまで警察が把握した件数です。
強姦は親告罪といって、被害者が立件を要求しない場合、件数にはカウントされません。
したがって、認知件数と実際の発生件数との乖離がつねに指摘されています。
ただそれでも、1964年に戦後最高の6857件を記録し、最近のピークでは2003年に2472件だったものが、
10年ほどで半分に減ったとすれば、実際の発生件数も減ったと考えるのが妥当ではないでしょうか。
2003年と比べて、泣き寝入りをする人が2倍以上になったと考えるのは、どう考えても無理があるはずです。
日本は世界的に見ても、殺人や強姦の極めて少ない社会で、その点に関しては統計的にも、
世界一安全な社会と言ってよいでしょう。もちろん女性が夜道を、
男性とは少し異なる緊張感を持って歩いていることは、忘れてはならないことですが。
一方、毎日、数限りなく起きているであろう痴漢は、放置されています。
これはたとえばアメリカのように、地下鉄はあっても満員電車のない社会では起きません。
そもそもアメリカの地下鉄で、あんなぎゅうぎゅう詰めが起きれば、懸念されるのは痴漢よりも、
スリでしょう。たとえばナイフで肩ひもを切って、
カバンごと取られるといったことがあっても不思議ではありません。
そういう意味では、痴漢は人口密度の高い地域固有の犯罪ということもできます。
でも、ゼミの複数の留学生いわく、中国人なら(日本でも)その瞬間に
女性がぐっと手をにぎって上に上げたり、ガンと足で踏んだりするそうです。
鉄道に詳しい研究者として有名な原武史さんは、痴漢の成立を1950年代としたうえで、
その重要な条件として「和装から洋装への変化」と「スカートの中への幻想の変化」を
挙げています(『鉄道ひとつばなし』講談社)。洋装はともかく、「スカートの中への幻想」って?
これについては井上章一さんが『パンツが見える』で詳細な議論を展開しています
パンチラを見たいという欲望自体が、社会的・歴史的に作られたものなのです
和装からズロースへと移行した時代には、下着が見えることに対して、
女性も羞恥心を感じていなかったのに、洋装とパンティの普及が、隠されるべきものとしての
パンティを立ち上げ、「パンチラという性欲」を作りだしたとされるのです。
そして、それに触れることへの「過剰な欲望」が誕生し、痴漢と結び付いたということになります。
痴漢は刑法上「強制わいせつ罪」にあたります。ですが、法律運用の実務では、
下着の中に手を入れたケースを強制わいせつとして立件し、下着の上から触る場合や盗撮は、
各都道府県の「迷惑防止条例」違反として、取り扱われています。
それもあって、満員電車の車内アナウンスで「痴漢などの迷惑行為を見かけた場合は……」
などということになるのですが、痴漢は「迷惑行為」ではなく、女性の人格を否定する「犯罪」です。
なぜこんな重篤な人権侵害に、かくも無神経な男性がいるのでしょう。
「欲望」の成立自体が戦後のことで、「いたずら」程度の認識しかないからなのでしょうか?
強制わいせつの認知件数は、2012年に7263件。毎朝の痴漢が日本中で20件しかないわけがないですよね?
痴漢の冤罪事件があるのは確かです。両手を挙げた状態にして、疑いをかけられないようにする
男性がたくさんいるのも事実で、男性の乗客の中で、痴漢をしている比率というのは、
そうとう低いでしょう。でも、だとすればなおのこと、そのような可能性のない空間を確保するのは、
必要不可欠な手段ではないでしょうか。
セクハラを含めて、性犯罪の定義権は、一義的には被害者にあります。つまり何をセクハラと考えるか、
何を痴漢と感じるかは、被害者に最大の決定権があるのです。同じ行為を受けたとしても、
好きな人なら「犯罪」とならないわけで、犯罪行為を外形的に定義するのが難しいからです。
しかしそのことが、同様の行為を誰もが試してみてよい、ということを意味しないのは当然です。
私のジェンダー論の講義を受ける女子学生から、女子高時代に痴漢があまりに頻発するので、
近くの女子高とも連携して、鉄道会社に女性専用車両の設置を求めたものの、
そのこと自体が新聞などで話題になって、その高校や制服が好奇の目にさらされるようになり
、結局、対策が実現しなかった、という話も聞きました。
「婦人専用車両」が導入された100年前とは異なり、今、女性と男性は、
電車、職場、学校を共有しています。だからこそ、少なくとも優先席と同程度には、
女性専用車両の必要性が認められるべきだと思うのです。下の表に見るように、実は量的にも、
1編成の電車の総座席数に占める優先席の比率は、女性専用車両の座席数の比率とほぼ同じ
お年寄りに席を譲るのと同じ気持ちで、女性専用車両を認めるべきではないでしょうか
男性のみなさん、毎朝通勤するたびに、体の特定の部位を触られるという恐怖感を想像してみてください。
それを防ぐための措置を「差別」と呼ぶのですか?
私は中学生の頃に電車で一度だけ痴漢に遭ったことがあるのですが、本当に不愉快な記憶です。 http://toyokeizai.net/articles/-/38459195 :
名無しさん@0新周年:2014/06/02(月) 22:43:58.34 ID:7AEyWVvzi
なんだこのフェミ丸出しの糞記事は20 :
名無しさん@0新周年:2014/06/02(月) 22:16:29.92 ID:qpd7w3BZ0
「女性は女性専用車両以外は搭乗不可」
なら認めてやる。524 :
名無しさん@0新周年:2014/06/02(月) 23:32:39.34 ID:+Zzv0D31i
>>20 その通りダネ
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